2016年1月15日金曜日

森の中「新、森の事務所の活用方法の提案」~60秒の向こう側の君へ~

森の中「新、森の事務所の活用方法の提案」~60秒の向こう側の君へ~


◆◇◆◇◆◇◆◇

1分。

60秒ともいう。

新しい森の事務所の近くにある

スーパーマーケット。

スケートで1分。

歩くと、3分くらい。

今日のお昼も、

シアワセに会いに、

60秒。

◆◇◆◇◆◇◆◇

お弁当を選んでレジで清算。

そのあと、レジを出てすぐの、

買物カゴから品物を、袋に詰める台の

上に置かれた電子レンジで、お弁当を温める。

◆◇◆◇◆◇◆◇

家庭用の電子レンジだから、3分くらいの時間が必要。

その3分の中で、僕は発見する。

電子レンジの前には、使い終わった買物カート、

台の上には空っぽのカゴ。

◆◇◆◇◆◇◆◇

なぜそこに放置されているのかさえ考えずに、

3分がまだ、あまっていたからという理由で

僕はそのカートとカゴを手に取り、

電子レンジエリアのトナリにある、

カートとカゴ置き場に、それらをかたづける。

◆◇◆◇◆◇◆◇

電子レンジ前に戻ると、レジのおばちゃんが、

「かたづけてくれて、ありがとうございます」

と、僕にヒトこと。

◆◇◆◇◆◇◆◇

見ていたのだ。

かたづける、というよりも、

3分があまっていたという理由だったから、

お礼を言われたコトが、なぜにか、勝手にちょっと気まずい。

◆◇◆◇◆◇◆◇

そのヒト言で、数日前に、友達が言っていたコトを思いだす。

友達は、そのスーパーマーケットで、お弁当ヒトツだけを持ってレジへ。

友達の前には、買物カゴの中が山盛りのおばちゃん。

友達を見たそのおばちゃんは、

◆◇◆◇◆◇◆◇

「お弁当1コならば、先でいいよ」

と、友達に言う。

「だいじょうぶです」

と、遠慮した友達に、

他のおばちゃんのお客さんが、

「じゃあ、こっちでしな(清算を)」

と、自分の順番を、友達にゆずる。

「悪いわねえ」

と、それを見ていたレジ係りのおばちゃん。

◆◇◆◇◆◇◆◇

なんか、粋(いき)だ。

そう。

ここは、

さっきのコトといい、

友達の体験といい、

ローカル感たっぷりの、

お昼のお弁当を買いに行く時間帯は、

おばちゃん達がいっぱいになる、

良い感じの、ステキなスーパーマーケットなのだ。

◆◇◆◇◆◇◆◇

そんな想いを実感しているトキに、

僕に、衝撃が走る。

◆◇◆◇◆◇◆◇

さっきは気が付かなかったが、

電子レンジ前の、
商品をカゴから、ビニール袋に詰める、
このエリアに、

4、5台くらいの、使い終わった買い物カートと、

カラのカゴが、散乱しているのだ。

◆◇◆◇◆◇◆◇

何だ?

何が起きてる?

理解できない僕に、、

衝撃が続く。

◆◇◆◇◆◇◆◇

見知らぬおばちゃん。

目が合う。

おばちゃんの手には、使い終わった買物カート。

その買物カートを押すおばちゃん。

僕の目を見ながら、その手を放す、おばちゃん。

おばちゃんの手を離れたカートは、一人で転がり続ける。

転がり続けたカートは、僕のもとへ。

僕が、そのカートを受け取ったのを見届けると、

自分の買物の袋づめを開始するおばちゃん。

買物カートを手に、立ち尽くす僕。

◆◇◆◇◆◇◆◇

トス?

パス?

わたされた?

おや?

僕が、かたづけるってこと?

◆◇◆◇◆◇◆◇

今、おもえば、さっきカートをかたづけた僕を、
店員とカン違いしたのかもしれない。

だからといって、アイコンタクトのみのカートのトス。

◆◇◆◇◆◇◆◇

お客さんも含めて、こんなに、良い感じなのに、

そう、

ココは、カートとカゴを、みんなが、かたづけない

スーパーマーケットだったのだ。

◆◇◆◇◆◇◆◇

なぜだ。

そういうルールがあるのか?

それとも、みんな急いでいるのか?

むしろ、僕の感覚がおかしいのか?

◆◇◆◇◆◇◆◇

深まる謎。

まるで、宇宙に迷いこんだような気分だ。

◆◇◆◇◆◇◆◇

だがまて。

冷静に考えよう。

やはり、カートは自分で片付けるだろう。

そうだろっ。

◆◇◆◇◆◇◆◇

決心する。

これから僕は、、できる限り、このスーパーマーケットの

カートとカゴを片付けよう。

何かが変わるハズ。

このスーパーマーケットが、

もっと気持ちがよくなるように。

ただ、ただ、自分を信じて、

僕は、カートをかたづけよう。

◆◇◆◇◆◇◆◇

そう。

戦いは、始まったのだ。

敵はおばちゃんではない。

かたづけない雰囲気になってしまっている

なにかの原因があるのだ。

◆◇◆◇◆◇◆◇

原因という名のヤツは

きっと、散乱したカートをみて、

僕らをあざ笑っているにちがいない。

見えぬ敵に、僕はココロの中で、中指をたてる。

戦線布告だ。

このスーパーの電子レンジの前を、

お前の好きにはさせない。

覚悟しておくんだな!

◆◇◆◇◆◇◆◇

電子レンジで温まった弁当を手に持ち、

数か月後の、このスーパーマーケットを

想像しながら

森の事務所へ

60秒の道を戻る僕。

◆◇◆◇◆◇◆◇

希望か絶望か夢か愛か。

60秒先に、何があるのかなんて、

行ってみなくては、誰にもわからない。

研ぎ澄ませ。

それは突然なのだ。

◆◇◆◇◆◇◆◇

さてさてさて。

妄想癖が日に日に進む僕の話はここらへんで、

本題です。

新、森の事務所の近くには、

ステキなスーパーマーケット。

ジュースやお菓子や、ステキなお弁当を買って、

森の中で、良い時間を。

もしくは、食材などをかって、

いっしょに鍋なども、叶えたい夢のヒトツ。

みなさま、いかがでしょうか。

◆◇◆◇◆◇◆◇

森の中ヨコチ

◆◇◆◇◆◇◆◇

<写真>

納品して数年後に、

まっぷたつにして、作り直して、

あらたな使い方が増ええたテーブル。

とある日に、そのお店でラーメンを食べていると、

トナリで、分裂したテーブルを、それぞれ使っているお客さんが二組。

うれしい。



まっぷたつにしたお話
http://morinonakanomori.blogspot.jp/2015/09/blog-post_19.htmlhttp://morinonakanomori.blogspot.jp/2015/09/blog-post_19.html








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